【対談】社会が変わっていくために ~ 余裕のある社会をつくっておく ~(ゲスト 叶 真史 4/4)
- 菅原知之の感じるままに
- 2020年11月10日
- 読了時間: 3分
FMたんと「菅原知之の感じるままに」10月2日放送分
ゲスト:叶 真史 さん(発達支援事業所 ひらそるの芽 代表)4/4
発達支援事業所 ひらそるの芽 代表 叶 真史さんとの対談4週目
2020年4月、大牟田市明治町に「発達支援事業所 ひらそるの芽」をオープンされた叶 真史さん をお迎えし、児童発達支援事業と保育所等訪問支援事業についてのお話について伺います。
対談1回目→ https://youtu.be/ZJjO4QOzU6k
対談4回目は今回の対談の感想や、それぞれの今後の思いを語ります。
その障がいがある子の可能性を引き出していくに必要なこと。 専門職の人たちや周りの人たちの働きかけが必要だし、社会が変わっていかなければ、その子達のいく末に影響する...。
文化を変えるが、一番だった
菅原 スタッフを好きになるというのは仕事の中だけではなかなか見えてこない。こんなのできるんだ!みたいな発見は普段の会話からしか出てきにくくて、目的的に関わるというところとか、アセスメントとかから少し離れることが重要。
価値みたいなものは、意図的に仕事とか目的からずらしたところから関わることが有効。
叶 私は褒められて伸びるタイプなんです。だから、きっとこの人はがんばってるって信じて「がんばってるね」って言うようにしている。価値基準に縛られていると見えなくなるので、そこは一切考えないようにしている。
例えば障がいがある子の親御さんとかでもいっしょに暮らしているだけでがんばっていることはある。だから大変だったねとかがんばっているよねとか。子どもにも同じで、いっしょに遊ぶだけでもきっと子どもなりに気使ってるんだろうなって思う。だからがんばってるねって接するようにしている。
菅原 文化を変えるが、一番だった。障がいは病気とは違うし、区分もある。その人を障がい者足らしめているのは社会だという議論はよくあるが、その障がいがある子の可能性を引き出していくには叶さんのような専門職の人たちとか周りの人たちの働きかけが必要だし、社会が変わっていかなければ、その子達のいく末に影響する。
それをわかっている中で、その中で社会やぼくたちがどういう働きかけができるのかというのが今日の話の大切なところだと思った。
叶 いろんな人を受け止めるためには余裕のある社会を作っておかないといけないのかなって思っています。会社をつくった理由は、そこで働くスタッフも利用者も幸せ、そこに一歩でも近づけたいと思って。そういう人が増えていけば社会も少しずつ変わっていく。
めざすべき文化というのが自分の中にはあって、みんながお互いに認め合って幸せになれたらい。
また本当の専門家を大牟田に呼びたいなって思っています。研修会をしたりとか。学びたい人がいたときに学びたい場がないなっていうのがあって。
Comments